スタイラスツーウェイ

2026年7月31日、ゼブラから「STYLUS 2WAY」が発売されたのですが、なんとこれ、同じボールペン芯で紙にもiPadにも書ける製品なのだそうですよ。

なぜ紙ではインクが出て、iPadではインクが出ないボールペンが実現できたのか?

従来は欠点だった「つる抜け」現象を逆転の発想で利用した開発経緯があるのだそうですよ。

開発の背景と最初の試行錯誤

開発は、2020年頃から始まっていて約5年のプロジェクトとなってしまったようで、開発理由というのが、ギガスクール構想の推進やリモートワークの広がりでタブレット利用が増えたことにあるようです。

初期の試作では、ボールペンチップをスタイラスへ付けるだけでは通電せずまったく動作しなかったようで、内部接触構造を試行錯誤して改善する必要があると分かったのだとか。

「つる抜け」現象の発見と発想の転換

顕微鏡観察により、ザラザラ面でもボールが回転しないケースがあることが確認されたようで、この現象のことをゼブラ社内では「つる抜け」と呼んでいるそうで、私たちにわかりやすくいうと、印刷面や図面のツルツルした面で、ボールペンのインクが出なくなる現象のことのようです。

この不具合により、紙ではボールが回転してインクが出る一方、ガラス画面ではインクが出ないという現象が確認され、開発においてはこの現象を製品仕様へと応用したようです。

「書ける場所と書けない場所に選択性を持たせる」という発想の転換が、STYLUS 2WAYの開発につながったようで、開発者は「失敗だった現象が製品価値へ変わった」としています。

実現まで地道な試行錯誤の連続だったようで、ペン先とインクの組み合わせを70種類以上試されたようで、最終的に「油性チップ×ジェルインク」という異色の組み合わせが最適解として浮かび上がったのだとか。

さらにインクの潤滑性のバランスを詰めるため、追加で400種類以上の試作を重ね、全く新しい配合のゲルインクをが作り出されたようです。

通電構造・インク開発・製品コンセプト

芯先を細く加工した独自中芯と通電設計により、スタイラス機能を実現していて、ペン先を露出しないノック式とし、ボールペンタイプでもスタイラスペンとしてiPadで使用できるよう、機構・回路設計および製造、検証、品質管理に取り組まれたようで、インクはゼブラ社内ラボで潤滑性や書き味が調整され、画面へ付着しても拭き取れる配合となっているようです。

ペアリングやノックによる切り替えなども不要で、紙とiPadを自由に行き来できる設計となっていて、これは色々な手間が解決されていて、爆発的に売れそう!

製品コンセプトは「思考を途切れさせない筆記体験」が掲げられ、紙とiPadを切り替えないという体験価値を技術へ反映させるため、内部構造やインク配合の調整が進められた製品。

STYLUS 2WAYは、従来は欠点と考えられていた現象を設計へ取り込み、「紙とiPadを切り替えない」という体験価値につなげられていて、開発者の説明するように、失敗だった現象が製品価値へ変わった経緯が、本製品最大の特徴でとなっていますね。

ただし、気をつけたいのは、どのiPadでも使えるわけではないこと。

ノーマルiPadなら第7世代以上であれば使えるようで、iPad miniなら第5世代以上、iPad Proは古いモデルで標準ガラスが使われていれば使えるようですが、ほぼ使えないと思ってもいいかも。

iPad Airにおいては一切使うことはできませんので、購入前には自分のiPadを確認しておきましょうね。

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